エンゼルス戦の八回、16号ソロを放ち塁を回るドジャース・大谷=ロサンゼルス(共同) 【ロサンゼルス16日(日本時間17日)=横山尚杜、山田結軌、丹羽政善通信員】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(30)が古巣のエンゼルス戦に「1番・DH」で出場し、八回に3試合連発となる16号ソロを放った。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)らを抜き、メジャー単独トップ。5月は14試合で9発とし、シーズン換算57本塁打ペースとした。ロサンゼルス市が制定した5月17日(同18日)の「大谷翔平の日」には、自身初の4戦連発を狙う。試合はドジャースが2-6でエンゼルスに敗れた。
古巣相手に改めて、実力を知らしめた。白球の行方をエンゼルスナインはただ見送るだけ。大谷が真芯で捉えた確信の当たりは中堅深くへ。今季2番目となる飛距離433フィート(約131・9メートル)で3戦連発を決めた。
「大谷はアナザー・ワールド(別世界)にいる。彼は異世界から来たようだ」
特大の一発を浴びたものの、試合に勝利したエンゼルスのワシントン監督は上機嫌。自ら大谷について触れ、救援投手の責任は〝不問〟とした。ドジャースのロバーツ監督も「素晴らしい当たりで本当にボールがよく見えている。見事なセンター返し。全てがうまくいっている。いつも期待を上回ってくる」と、両軍の指揮官が激賞するアーチだった。
2024年6月20―22日以来、自身9度目となる3戦連発。5月の月間本塁打数は2023年の8本が最多だったが、今季は14試合で9本目と早くも自己記録を更新した。シーズン換算57本ペースとし、54本を放った昨季の16号と比較すると23試合早く到達。例年爆発的な勢いを見せる6月を前に、〝超〟が付く量産態勢だ。ジャッジ(ヤンキース)、シュワバー(フィリーズ)をあっという間に抜き去り、メジャー単独トップに立った。
MLBはこの日から「ライバリー・ウイークエンド」を開催し、全15カードが地理的要素などでライバル球団同士の対戦を組んだ。ドジャースは両チームの本拠地を高速道路が結ぶ「フリーウェイ・シリーズ」のエンゼルス戦、ヤンキースは地下鉄がつなぐ「サブウェイ・シリーズ」のメッツ戦と、全米各地でプライドをかけた戦いが繰り広げられた。ワールドシリーズ8度制覇のド軍は意外にもエ軍に負け越しており、通算73勝76敗となった。
自身初の4戦連発がかかる5月17日は、ロサンゼルス市が背番号17にちなんで制定した「大谷翔平の日」。制定初年度の昨季は13号を放った。記念すべき日に結果を残してきた大谷が、自ら祝砲を打ち上げる。