六回、10号2ランを放つ阪神・佐藤輝明=京セラドーム大阪(撮影・中島信生) (セ・リーグ、阪神10-4ヤクルト、18回戦、阪神11勝7敗、21日、京セラ)阪神は2連勝で5カードぶりの勝ち越しを決めた。佐藤輝明内野手(25)が六回に10号2ランを放ち、田淵幸一、岡田彰布に続く球団3人目のプロ1年目から4年連続2桁本塁打をマーク。一回には先制の適時二塁打も放つなど3打点で打線を引っ張った。2位巨人に敗れた首位広島とは4ゲーム差。勝ち続ければ、逆転Vへの道は開ける!
勝利を決める10本目の放物線が右翼席へと突き刺さる。佐藤輝から始まって、佐藤輝が締めた猛虎祭り。やはりサトテルが打てば勝つ。鳴りやまない大歓声を一身に受け、虎の主砲は笑顔を弾けさせた。
「『なんとか』という気持ちで、いいところに当たったかなと思います」
8-3で迎えた六回無死一塁。内角低めに投じられた星の148キロ直球を振り抜いた。打った瞬間、京セラに詰めかけた3万6061人がスタンドインを確信。弾丸ライナーで飛び出したトドメの一撃はあっという間に右翼席で弾んだ。
6日のヤクルト戦(神宮)以来、8月5本目のアーチでプロ1年目から4年連続の2桁本塁打に到達した。ただ、「まだ10本なので特にないです」と控えめ。それでも、球団では田淵幸一、岡田彰布に続く3人目の快挙で左打者では初だ。一回2死三塁では「あれがきょう一番よかった」と振り返る左中間フェンス直撃の適時二塁打を放ち、先制点をもたらした大砲。勝利につながる一打を放てたことが何よりもうれしかった。