二回、笑顔を浮かべる阪神・岡田彰布監督=甲子園球場(撮影・根本成) (セ・リーグ、阪神2ー1DeNA、12回戦、阪神6勝5敗1分、6日、甲子園)阪神で1994年に新人王に輝き、米大リーグのアスレチックス、ジャイアンツ、楽天と渡り歩き、日米通算91勝をマークしたサンケイスポーツ専属評論家の藪恵壹氏(55)が球団最多の515勝に到達した阪神・岡田彰布監督(66)に言及した。
岡田監督が球団最多の515勝。前回政権で5年。今回が2年目の途中。ペース的にすごい数字だ。独特の野球観を武器に、常に優勝争いをしてきたからこその偉業だろう。私が選手として阪神に在籍した最終年(2004年)が岡田監督だった。メジャー挑戦を決意し、「FA宣言します」と電話で伝えたら、「おう、ええよ」とあっさり快諾してくれた。予想した返事とは違ったが、気持ちよく挑戦できた。
引退して阪神コーチに就任した際(11年)に、球団から提示された背番号が「80」。すぐ、「岡田監督の番号や」と思い、「付けさせてもらいます」と電話したら、再び「おう、ええよ。付けろ!」。全く同じ返事に笑ってしまった思い出がある。
監督としては、レギュラーにはとにかく厳しい。成績を残せない選手は、容赦なく外す。開幕投手も結果が出なければローテから外す時期は早い。厳格。妥協はない。日米の球界で何人もの監督に接してきたが、シビアさでは群を抜く。どんなさい配で、どこまで白星を積み重ねていくのか、楽しみだ。