プロ初登板を完封で飾った松本健(左から2人目)は、捕手の中村らチームメートから祝福された(撮影・福島範和) (セ・リーグ、ヤクルト2-0広島、6回戦、広島4勝2敗、15日、松山)ドラフト2位・松本健吾投手(25)=トヨタ自動車=はプロ初登板先発を3安打完封勝利で飾り、チームは2-0で快勝。秋季キャンプを行う地で最下位を脱出した。
27個目のアウトを投ゴロで奪うと、松山の夜空に両手を突き上げた。敵味方は関係ない。坊っちゃんスタジアムは2万855人の拍手で包まれた。ドラフト2位の松本健がデビュー戦で3安打完封勝利を飾った。
「完封は全くイメージしていなかった。最初から全力でいって、気がついたら九回になっていた。100点満点かなと思う」
持ち味の制球力を発揮した。最速149キロの直球に加え、スプリット、カーブなど多彩な変化球で広島打線を翻弄。四回以降は一人の走者も許さなかった。118球を投げ、無四球で10奪三振。新人投手の初登板完封勝利は球団では1952年10月10日の小山恒三以来72年ぶり2人目。プロ初登板で、2桁奪三振での無四球完封はプロ野球史上初の快挙となった。