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ヤクルト、史上初2年連続神宮〝快幕〟 山田途中離脱も一丸、代役・武岡激走!勝ち越しホームイン 高津監督「よくひっくり返した」 

八回、松山の暴投で三塁からヘッドスライディングで生還した武岡。これが決勝点となった(撮影・加藤圭祐)

まさに、一丸で勝ち取った!! ヤクルトは29日、中日1回戦(神宮)に7―4で逆転勝利を飾った。山田哲人内野手(31)が途中離脱した中、代わった武岡龍世内野手(22)や並木秀尊外野手(25)ら若手が足を使って躍動。強力打線だけではない新生スワローズの船出を印象付けた。3年連続の開幕戦勝利は、球団では2004―06年以来3度目。神宮球場での2年連続開幕戦勝利は史上初となった。

誰一人、諦めていなかった。必死になって、つかみ取った。ヤクルトが逆転で開幕戦白星スタート。高津監督はドキドキのシーソーゲームをものにし、表情を崩した。

「序盤のチャンスでなかなか1本が出なかったんですけど、よくあそこでひっくり返したなと。相手のミスもあって、四球も絡めて、ヒット2本で5点を取ったのかな。野球って不思議だなと思いましたね」

ハイライトは1点を追う八回だ。村上が敵失で二塁に進むと、サンタナの右中間への適時打で追い付く。なお無死一、三塁。中日・松山の暴投で、途中出場の三走・武岡が迷わずスタートを切った。捕手がやや一塁側にこぼしただけだったが、22歳は〝快足〟を飛ばして決勝点をもたらした。1死二、三塁では代走・並木が西田の浅い右翼への飛球で生還。若手が足で躍動した。


「武岡もそうだし、赤羽もそうだし、並木の走塁もそうだし、途中から出ていった選手がよくできた」

高津監督は帽子を取ってファンの声援に応えた(撮影・長尾みなみ)

チームを一丸とさせたアクシデントがあった。山田が二回の走塁で下半身に違和感を覚え、途中交代。西川が試合後、「哲人のためにもという声が出ていた」と証言したように、主将の離脱を代わった武岡を始め全員でカバーした。

試合前、高津監督はナインを集めた。恒例の訓示。「期待しています」と前向きな言葉で背中を押した。今季のスローガンは高津監督が決めた『ヤり返せ!』。V奪回には選手一人一人の奮闘が必要不可欠なだけに、全員で勝利への執念を体現した。

開幕戦3年連続勝利は2004―06年以来、3度目。神宮での2年連続開幕戦白星は史上初の快挙だ。「いいスタート、いい一歩目をみんなで切れたので、また半歩、2歩目頑張りたい」と高津監督。東京は桜の開花が宣言された。笑顔咲き誇る秋を迎えるべく、最高の始まりだった。(赤尾裕希)

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