【No Ball、No Life】その名前を聞いたとき、「走れ~走れ~、二塁ベースへ。ラララ光よりも早くララ青い稲妻♪」というプロ野球元巨人の外野手松本匡史さん(69)の応援歌が頭の中で流れた。記者が幼少期に好きになった野球選手が地元神奈川出身の巨人、原辰徳前監督(65)と松本さんだった。松本さんに関しては、いままで「ファン」という人に出会ったことはなかったが、まさか大阪出身の元サッカー選手からその名を聞くとは思わなかった。
24日、前日に日本サッカー協会の新会長に就任した“ツネ様”こと宮本恒靖氏(47)がサンケイスポーツなど合同インタビューに応じた。現役時代はDFで、日本代表では2002年の日韓W杯や優勝した04年アジア杯中国大会などで主将を務めた、サッカー好きでなくともその名を知る頭脳派のDFだった。
その横顔を取材する目的で、今回の合同インタビューが行われた。サッカー担当が長い記者だが、基本的に西日本のチームはほとんど取材することはなく、ビジターとして関東にきた際に話を聞くくらいだった。ツネさんも選手時代、監督時代に何度か取材したが、ゆっくりと話を聞いたのは今回が初めてだった。
記者と2歳差のツネさんは幼少期は野球選手を目指し、途中からサッカーへ。野球をやりたかったが方向転換してサッカーを始め、のめり込む。その過程、ポジションも同じで、勝手ながら共感していたが、そこにきてG党で「青い稲妻」の松本さんのファン。ますます親近感がわいた。
そんな巨人の指揮官も45歳の阿部慎之助新監督。ツネさんがソフトボールでやっていたポジションと同じ捕手の選手だった。両者、戦略家だけに新会長は「阿部監督もいろいろアプローチの仕方を変えていると聞くし、組織を率いる上で工夫しているんだなと思う」と“新生”巨人の組織づくりに関心を示した。
個人的には巨人のチームづくりも気になるところだが、やはりサッカー。初めてのW杯出場経験者であり、史上最年少の新会長。「青い稲妻」のような勢いある行動力に加え、冷静な判断力をもって日本のサッカー界のために尽力していただきたい。(一色伸裕)