家貧しくて孝子顕る…オープン戦最下位でも収穫ゼロじゃない。前川右京外野手(20)&岡留英貴投手(24)が活路を開いてくれると信じるしかないですね。阪神は24日のオリックス戦(京セラドーム)にも2ー5で敗れ、オープン戦は3勝14敗1分け。総括した岡田彰布監督(66)は「収穫はあまりなかった」と苦笑いでした。主力選手に体調不安説も流れるなどチームには暗雲…ですが打では前川、投では岡留が開幕1軍に。開幕の巨人3連戦(東京ドーム・29日~31日)で若虎2人が活躍すれば空気はガラリと一変する可能性もあります。妄想はやめろ! と罵られようが、今や虎党の精神安定剤は右京と岡留です。
24日のオリックス戦の七回、失点した阪神・島本浩也とベンチの岡田彰布監督オープン戦の全日程が終了し、借金11(3勝14敗1分け)。球団ワーストの開幕9連敗から始まり、終わってみれば12球団最下位の成績。さすがの岡田監督も総括を求められて「まあ収穫はあんまなかったなぁ。最後にテストしたのがなぁ。オープン戦そのままの結果やったからのう。ピッチャーにしても。最後にちょっとけが人出たしなぁ…」と浮かぬ表情で苦笑いでした。
オープン戦の勝敗は関係ない…と言えば、その通りです。オープン戦中盤で指揮官は「お前ら知らんの?」と報道陣に問いかけましたが、昨年までの4年間でオープン戦最下位のチームが3度も優勝しているデータもあります。しかし、岡田監督はドーム球場での最後の8試合は本番モードに切り替えて戦うことも明らかにしていました。中日3連戦(バンテリンドームナゴヤ)、ソフトバンク2連戦(ペイペイドーム)、オリックス3連戦(京セラ)です。それが、終わってみれば2勝5敗1分け。公式戦を想定したサインプレー、戦術戦略を用いても、チーム状態は一向に上がりません。
さらに20日のソフトバンク戦では森下が右足を痛め、4番・大山も終盤になって下半身のコンディション不良で最後の4試合は連続欠場。近本まで最後の2試合はベンチ外で、これまた体調不良という噂…。ノイジーとミエセスの両外国人選手の打撃状態も低空飛行のままで、昨季のVメンバーは異変だらけの状態です。
深刻なのはチームの生命線が崩れていることでもあります。18試合でチーム防御率は3・61。なんと12球団で一番悪いんです。これが有り得ない。昨季のチーム防御率は2・66で12球団トップでした。さらにリリーフ陣の防御率2・37は驚異的な成績で、試合の中盤から投手がしっかり相手打線を抑えて、逃げ切る、逆転する…試合展開に持ち込み、85勝を積み上げてきたのです。それが、このオープン戦では最後の岩崎&ゲラにつなぐパターンが見えてこなかった。島本、石井、岩貞らが不調で、期待していた湯浅も2軍…。
「最後の最後まで阪神らしい投手継投が見受けられなかった。先発陣でも伊藤将司、村上は昨季のような安定感がなかった。投手が崩れると阪神らしい戦いはできない。連覇を目指す…といって春季キャンプをスタートし、オープン戦で調整してきたが、現状はかなり苦しい」と阪神OBも警鐘を鳴らしていました。
しかし、だからといって収穫はゼロかーとなれば、そうではありませんね。最後の最後までオープン戦で結果を残し、開幕1軍を勝ち取った投打の若虎がいます。打者では前川、投手では岡留です。