二回 本塁打を放ちベンチでタッチする巨人・坂本勇人=東京ドーム(撮影・中井誠) (オープン戦、巨人6-0ロッテ、20日、東京D)全快弾! 巨人・坂本勇人内野手(35)が3試合ぶりに出場し、二回に左中間席へ先制の1号ソロを放った。
「一本出たから良かった。出ないよりかは出た方がいいのでね。体調? 大丈夫です」
元同僚のメルセデスのスライダーを捉えた。打率・176で「タイミングが合っていない部分はある」と語るが、過去16年間でオープン戦の打率が3割を超えたのは2度、2割未満は8度。春の低調は心配無用だ。
発熱のため静養した18日には、母校の青森・八戸学院光星(旧光星学院)高がセンバツの開幕試合で延長十一回の激闘を制し、8年ぶりに初戦突破。バットなどの契約を結ぶSSKを通じてボール600球を差し入れた坂本にとって、後輩たちの奮闘も目に見えない薬になった。
この日が45歳の誕生日だった阿部監督は、現役時代にグアムでの自主トレで面倒を見た坂本の一発に「ナイススイング」と目を細め、「勝利に対する執念を(チームに)見せてくれると信じている」と信頼を口にした。「5番・三塁」で迎える18年目の開幕へ、坂本が最終調整に入った。(谷川直之)