開幕戦を前に、記者会見する米大リーグ、ドジャースの大谷翔平=16日、ソウルの高尺スカイドーム(共同) ■3月18日 発表からお披露目まで絶妙な「3段ロケット」だった。2月29日、ドジャース・大谷翔平のインスタグラムによる突然の結婚発表は1段目の発射なら、名前以外の大筋を明らかにした翌日の記者会見で2段目が着火。韓国行きの航空機の前での写真を公開した3段目は、固唾をのんで見守った仁川空港に無事〝軟着陸〟した。
大谷自身の口からはお相手の「田中真美子」さんの名前は聞かれなかったが、球団の投稿に米大手メディアが反応して明らかになった。スターの結婚ではありがちな特ダネを抜いた抜かれたの禍根を残すこともなく、段階を踏んで公表していったのはうまいやり方だった。
人間隠そうとすればするほど知りたくなるもの。同じ様に自身の公式Xで結婚を発表したフィギュアスケートの羽生結弦さんは守りを固め過ぎた感じで、わずか3カ月で離婚という結末を迎えた。大谷の仁川空港でのお披露目は「嫁はこの人。後は野球に集中させて」と公言したようなもので、攻めと守りの使い分けもなかなかだ。
その大谷、17日はソウルの高尺スカイドームでのキウムとの試合に「2番・DH」で出場した。前日の会見で韓国メディアから真美子さんについて問われ、大谷は「公式戦自体もみるのは初めてだと思うので、そういう意味ではいい思い出になると思う。そこを含めまずは自分のやることにしっかり集中したい」と話していた。
いきなり挨拶がわりの一発も、と期待したが1、2打席とも追い込まれて高めのストレートを空振りし、連続三振でお役ご免。新妻の手前、ついリキみすぎたのでは…。ま、これもご愛嬌。20日からの公式戦では「4段目」が火を噴くはずだ。(今村忠)