J1広島の新本拠地「エディオンピースウイング広島」での初試合で、スタンドを埋める大勢のサポーター=10日、広島市 サッカー・プレシーズンマッチ(10日、広島1-2G大阪、ピースウイング広島)「満員御礼」となった「ピースウイング広島」のこけら落としの一戦は、両軍のサポーターによる応援歌、スタンドのファンの拍手や歓声が響き渡った。元日本代表で、2012年の球団初優勝メンバーの広島・MF青山がイレブンの思いを代弁した。
「待ち望んでいた。(でも)勝たないといけなかった」
〝初陣〟を飾ることができなかった。後半開始3分に途中出場のFWソティリウがペナルティーエリア左からのクロスを頭で合わせて先制。新スタジアム初ゴールで大盛り上がりとなったが、立て続けに失点して1-2の逆転負け。
広島の中心地に誕生した収容人数2万8520人、地上7階建てのサッカー専用スタジアムは午後2時のキックオフ前からににぎわった。試合前のセレモニーには、フリーアナウンサーの枡田絵理奈、広島カープの元監督の野村謙二郎氏、お笑い芸人のアンガールズらが駆けつけ、サッカー日本代表・森保一監督、広島出身の女優・綾瀬はるかがビデオメッセージを寄せてイレブンを後押しした。だが、あと一歩で勝利に届かなかった。
「このスタジアムで勝ちを重ねていきたい。でも負けることも覚悟してください」と足元を見つめる就任3年目のスキッベ監督。23日にこの場所で強豪の浦和とのレギュラーシーズン開幕戦を迎える。広島市民の悲願が実現した「平和の翼」が新スタジアム元年でのリーグ優勝に向かって飛び立った。