2024年関西プレスクラブ新年交流会で対談する阪神・岡田監督(撮影・二星昭子) 阪神・岡田彰布監督(66)が24日、大阪市内で行われた「2024年 関西プレスクラブ 新年会員交流会」に出席。壇上で主なトークは以下の通り。
-―12球団最年長の監督。年齢の差も含めて意識してることは
「僕、息子が38ですからね。どっちか言うと孫に近い選手の方が多いですよね。だから、昔自分らがやった経験したことをそのまま今の若い選手に言っても当然ダメだし。2軍監督7年やってたんですよ、38で(現役)終わったんですけど、そこから45、46くらいまでね。その間に18歳19歳の子とね、2軍で接することが多かったんで。その頃の若い選手の接し方というのが、そこでだいぶ変わったですね。2軍の7年間が今になるとプラスになってると思いますね」
-―具体的には
「あんま怒ったら泣くしね(会場爆笑)。まず泣かせないように。一番2軍時代に印象に残ってる選手の言葉はね、『僕はほめられてのびるタイプです』。それは第三者が言う言葉で、自分で言うなと思ってたんだけど、今の若い子はこんなんなんだと。ほめるとこない選手もいてるんですよ、2軍は」
(続けて)
「ほんとはね、差別という言葉は絶対使ったらダメ。心の中でちょっと区別だけしとこう、差別と区別は違うから口に出さない区別だけしとこうというね、そういうのが首脳陣の中での合言葉だった。僕が経験したのは、今でも結構コレをずっとやってるんですけど、グラウンドで選手を教えない。2軍の時でも18歳19歳の、たとえばAいう選手にバッティングを教えますよね、またA選手あいつばっか教えてもらってる、B選手は『俺全然最近、監督に声かけてもらってないし、アイツばっかりなんか』」
--ジェラシーが
「そうそう。コーチには、あの選手もうちょっとこうした方がいいんじゃないかとコーチ会議で言って。そういう経験したので、若い選手の接し方というか、コレはやっぱある程度距離置いた方がいいんじゃないかなと思いましたね」
-―試合後の監督のインタビューが、間接的に言葉が選手に伝わる。そういう意識も
「そりゃしてますよ。ひとりひとり毎日一緒にいて言ってられないし、コレは選手が感じ取ってそういう感覚になったということは、僕はマスコミを通じてみんなに発信するからとか、そういうことはひと言も言ってない、選手にもね。それがまあ自然とそういう形になるなら、僕はそれでいいんじゃないかなと思いましたね」
--開幕投手は誰ですか
「これはしかし、最初は今年も開幕は京セラかと思っていたんですよね。東京ドームになったんよね。あれなんでかなあ。1年ずれてるかなんかやからね。開幕、日本一になってもビジターでね、東京ドームいかないといけないんやと。ある程度ね、京セラだったら、相性とかいろんなことあるんで。だいたい、ニコイチくらいかなと考えていたんですけどね。納会でいおうかなと思ったんだけど、ちょっと早いからいわなかったんだけど、でもやっぱり東京ドームになるとね」
--(納会で)目が合ったと
「あぁ、目は合わせてない(笑)。だから、東京ドームになるとね、阿部が新監督になったけど、戸郷って先にいうてしもたからね」
--どうしましょう
「別に、誰でもいいんだけど(笑)。誰でもいいいうことはないんだけど、誰でもいいということは、誰でも勝てるということ。やっぱり去年の数字をみると、東京ドームでも、あんまり負けてないしね。みんながいいピッチングしてるし。まあ、ピッチングコーチが考えると思いますけどね。俺はそこまで考えたくないんでね」
--野手陣は打順がつながった印象。変わる?
「流れがすごくいい1年だったんで、変えるほうがちょっと怖いですよね。例えば他の選手が急成長してね、そのポジションに入るっていうのはいいと思いますけどね。シャッフルして、ね。また新しい試みをする必要あるのかなと思います」
--森下は
「外野はまだちょっとわからないですよ。外野の方が、内野に比べたら強力ですよね」
--佐藤輝は
「持っている能力からいくと、もっと数字を残さないといけないですよね。平均的にね。ある程度、波もありますけどね、波が大きすぎるよね。だから1年間、波は少なめにして。それこそ打てないときは四球を選べばいい。ボール球を振らなくてね」
――四球の査定アップは岡田監督の意向
「ずっとそれまでスタンドで見ていてね、あまりにもこう、初球から打っていくからね。いい当たりをしたらまだいいけど、初球にポーンと内野フライを上げたりね、そういうなのはもったいない。だからこれは選手に真剣な顔で『いまのタイガースはみんな田舎の両親とかもテレビで見てくれるんやから、もうちょっと打席の中に長いこと居れ』って言うたんですね。『せっかくお前、テレビに映ってんのに、1球で終わるな』と」
――今季はどんなシーズンにしたいか
「去年優勝ぐらいで終わっていたら今年は『日本一になる』と言いたいんだけど、去年、日本一になってしまったからね。だからもうないじゃないですか、目指すものが。一つだけ、タイガースは連覇がないので。とにかく連覇をする。その一点で今年はね、いきます。優勝したら、もうそのあとの日本シリーズはどうでもいいです(会場笑い)。日本一まで連覇してしまったら、またなくなるじゃないですか、目標が(会場笑い)。何か目標をちょっと作っておいたほうがええかも」
――監督がファンに要望することは
「3連敗が1回というのはね、もうこれは本当にできすぎのシーズンでね、85勝かな。(連覇を狙った)2006年、84勝で2位なんですよ。2008年も82勝で2位なんですよ。80勝を超えて2回も負けているの俺だけですよ。だから何勝したら勝てるとかじゃなしに、最終的に他の5球団よりも上に居てるというかね、そういうのがベストなので。他の5球団は今年は本当にね、エース級とかいろんな、タイガースに集めてくると思うしね、そんな簡単には、去年みたいなシーズンにはならないと思うけど。1985年に日本一になりましたけど、85年も6連敗を2回しました。6連敗を2回しているのに最終的には勝ったというかね」
――一喜一憂しない
「そうそうそう。だから、今年はもう、ビールを飲みながらゆっくりとね、『最終的にはタイガースは上に居ているのだから、今日俺が観に行っていた試合は一つぐらい負けてもいいわ』ぐらいの気持ちでいてほしいですね(会場笑い)」
――アメを舐めながら?
「アメもね、ちゃんと考えて舐めているんですよ(会場大爆笑)。誰も気づかないけど、五回ぐらいまでは一番、多いんですよ。何でかというと、基本的に、ちゃんと僕は常識人ですから、審判に選手交代に行くときはアメを舐めていないですよ(会場笑い)。だから、後半の七回、八回、ピッチャー交代とか代打が多くなってくるとアメ舐めないです。審判に失礼でしょ、(アメを舐めながら)交代を言うのは。だから、五回まではアメを舐めていますよ」