PK戦で広島3人目のキックを止める三菱重工浦和のGK池田=サンガS (サッカー皇后杯全日本女子選手権第11日=20日、サンガスタジアムbyKYOCERA)準決勝2試合が行われ、第2試合では2大会ぶりの優勝を目指す三菱重工浦和が3-3からのPK戦を4-2で制し、WEリーグカップ女王の広島を退けた。第1試合を勝ったINAC神戸との決勝は27日、大阪・ヨドコウ桜スタジアムで行われる。
4人連続でPKを決めた三菱重工浦和はGK池田が広島の3人目、4人目のキックを相次いで止めて勝利をもぎ取った。
「延長戦までの120分は正直、納得がいってなかったのでが、PK戦では相手の表情やしぐさを見て、冷静に動いてしっかり止められました」
殊勲の守護神は胸を張った。キッカーとしても楠瀬監督から指名されて4人目で登場し、落ち着いてゴール左に蹴り込んだ。「今週はPK戦の練習はしていなかったんですけど、先週にしたときには6人目でした。きょうは120分やった中で負傷した選手とかもいたので。(キッカーとしては)強く蹴ろうと思いました」と振り返る。
2点を先行しながら追いつかれて延長戦にもつれ込み、突入早々に勝ち越しを許した。そこから盛り返し、延長後半7分に清家が左クロスを合わせて試合を振り出しに戻してのPK戦だった。「PKは苦手じゃないです。次に向けてしっかり調整していきたい」と池田。清家は「(決勝は)一丸になって勝ちにいく」と決意を口にした。
「池田が止めてくれて勝てた。勝利の意味は大きいが、まだ何も出たわけではない」と気を引き締めた指揮官。PK戦を制した勢いに乗り、INAC神戸との頂上決戦に臨む。(北川信行)