(SMBC日本シリーズ2023、オリックス1-7阪神、第7戦、阪神4勝3敗、5日、京セラ)阪神・岡田彰布監督(65)の夫人、陽子さんが38年ぶりの日本一を祝福して手記を寄せ、周囲のサポートに感謝した。15季ぶりに復帰した指揮官は重圧を抱えながらも先頭に立ち、ともに戦った経験のあるコーチ陣に力強く支えられ、猛虎復活を成し遂げた。
主人が胴上げされている姿を見て、感無量です。普段から多くを語らないタイプですので、伝えたいことをちゃんとわかってくださる方が周りにたくさんいたことは、本当にありがたいと思います。選手のみなさんの頑張りが日本一には欠かせなかったのですが、平田ヘッドコーチをはじめ、コーチのみなさんが主人のことを理解していただいていることは、とても大きなことですから。
オリックスで一緒だった馬場コーチや水口コーチ、監督と選手の間柄だった方たちも今回はコーチとして支えていただきました。新聞などを読むと、主人の知らないところでサポートしてくださっている部分もあります。おそらく、私が考えている以上に厳しいことを言ったこともあったと思います。コーチの方は主人からの言葉を受け止めて、選手の力が最大限に引き出せるようにやってくださっていたのではないでしょうか。本当に感謝しております。
日本シリーズが始まると、主人の食欲が落ちました。それに、試合時間が長く、帰宅も遅くなりました。同じチームとの3連戦以上はあまりないことですが、日本シリーズは何試合も戦うので、もっと考えないといけない、という思いもあったのかもしれません。この戦いもあと少しで終わる、と思い、心配していましたが、最高の結果になって本当によかったです。
今回は、一緒にタイガースで優勝されたコーチの方も多くいました。主人はいろいろなことを乗り越えて、優勝にたどりついた経験を信頼しています。性格を理解していただき、ともに戦ったことのあるコーチの方たちだからこそ、ここまで支えていただけたと思います。
私は1985年のセ・リーグ優勝と日本一のときは、子供が小さかったので、球場には行けませんでした。今回は、京セラドームで日本一の瞬間を直接見届けることができましたが、主人だけではなし得なかった結果です。周囲の方の支えに、感謝です。本当にありがとうございました。
★試合後、岡田監督と対面
試合後、陽子夫人は京セラドームの地下駐車場で祝勝会へと向かう前の岡田監督と対面し、「おめでとう!」と声をかけて握手を交わした。「今年は本当にいい年だったと自分を褒めてあげられる終わり方にして、いいオフを過ごしてもらいたいと思っていました。きょうの試合は、すごく自分たちらしさが出たような気がする」と目を細めた。