ナインを迎える阪神・岩崎優ら=甲子園球場(撮影・安部光翁) (セ・クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第3戦、阪神4-2広島、阪神4勝、20日、甲子園)阪神らしく、投打の持ち味を存分に発揮した。
打線はここぞのチャンスになると活性化。取られたらすぐ取り返した。この日は、2死後から奪ったのが計3点。あと一歩でチェンジというところだけに、相手に与えるダメージは深い。
この打線の最大の特徴は、オーダー固定。これも、ただ固定すればいいというわけではない。選手がそれぞれ、監督の意図をくみ取り、各自の役割をこなして初めて、固定できる。いろいろなタイプがいて、バリエーションに富む、いい打線が出来上がったと思う。
投手陣にしても、計算できる先発の枚数が多く、ゲームを作れる。リリーフ陣も、イニングごとを任せられるほど安定している。しかも、昨年まで活躍した湯浅、浜地らは不在。底上げされた層の厚さを感じさせる。
その投手陣を支えた捕手・坂本も評価したい。シーズン終盤に梅野が離脱するという不安を、攻守にわたって払拭した。最大の成長株の1人だ。
阪神をトータルで評すると、しぶといチーム。日本シリーズでも、接戦をモノにしたいところだろう。(サンケイスポーツ専属評論家)