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【ヒューマン】玉山鉄二、9年ぶり今度は主役「次元大介」完コピ! 『ルパン三世』原作者モンキー・パンチ氏絶賛、プライム・ビデオで13日から世界配信

ニヒルにダンディズムを漂わせる玉山。次元役はやはり、この人しかいない=東京・東品川
劇中で玉山が演じる次元。アニメから飛び出たような完成度だ Original comic books created by Monkey Punch©2023 Amazon Content Services LLC or its Affiliates and TMS Entertainment Co.,Ltd.All Rights Reserved
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ニヒルにダンディズムを漂わせる玉山。次元役はやはり、この人しかいない=東京・東品川
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ニヒルにダンディズムを漂わせる玉山。次元役はやはり、この人しかいない=東京・東品川
ニヒルにダンディズムを漂わせる玉山。次元役はやはり、この人しかいない=東京・東品川

クールかつ渋みのある演技で存在感を放つ玉山鉄二(43)。2014年以来、2度目となる国民的アニメ「ルパン三世」の人気キャラクターを演じた主演映画「次元大介」(橋本一監督)が13日にプライム・ビデオで世界独占配信された。「いかに無駄な動きをそぎ落としていくか」をテーマに9年ぶりの次元大介役を進化させた職人俳優は「期待以上でお返しするのが僕の信条」とストイックだ。原動力は「家族」と言い切る素顔に迫った。(ペン・山下伸基、カメラ・加藤圭祐)

ただ存在するだけで芝居がなりたつ俳優が、どれほどいるだろうか。ルパンの相棒にして早撃ちの天才ガンマン、次元大介を演じた玉山には、そう思わせる魅力がある。

小栗旬(40)主演で「ルパン三世」(2014年公開)が実写映画化される際、オーディションが舞い込んだ。

「結婚した時期(12年)で大人の男性を演じたいと思っていました。子供の頃から見ていたアニメで思い入れがあったし、次元に寄せていく自信があった」。役を射止めた玉山は、常にクールでダンディズムを漂わせるニヒルな演技が次元そのものとアニメファンからも絶賛された。

「次元は余計な動きはしない。たばこの吸い方、首の角度、言葉尻のせりふのはき方。いかに無駄な動きを排除していくかがテーマでした」

撮影前「次元を実写化するのが一番難しい」と話していた原作者のモンキー・パンチ氏が、映画を見て玉山に「不安だったけど、次元が一番よくできていた」と声をかけたほど。「その言葉に救われました」と笑みがこぼれた。

公開後、次元を主人公にした次回作のオファーが届いた。それが今作。コロナ禍などさまざまな障害を乗り越え、昨年撮影にこぎつけた。

「最初の作品で課題を見つけたので、修正しましたね。特に気をつけたのが話し方。アニメの次元だと『○○のようじゃねえか』とか、比喩表現でロマンチックにしゃべる。僕が言うと、ちょっとはみ出る部分があってバランス調整しました」と細部にまでこだわり次元を進化させた。

クライマックスのアクションシーンでは「激しい肉弾戦が多いと次元ぽくないと、一般市民と敵とを区別しつつ、パン、パンと間を置きながらの銃撃戦を提案した」とアイデアも出した。

「(ルパン三世役だった)小栗旬君からは『やるんだって。頑張ってね』と連絡をもらいました」とうれしそう。ラストシーンではルパンの愛車、フィアットが次元を迎えに来るところでエンドロールが流れ次回作を期待させるが、「旬君と(石川五ェ門役の)綾野剛君次第じゃないですか」とニヤリ。


1月にプライム・ビデオのオリジナル作で配信されたアニメ「ルパン三世VSキャッツ・アイ」も実写化候補に挙げ、「三姉妹に綾瀬はるかさんや夏帆ちゃんがいいな」と、ちゃめっ気たっぷりに目を輝かせた。

今年で俳優生活25年目を迎え、ベテランの域にさしかかったが、「大きな挫折もありました」。野島伸司氏(60)が脚本を務めた08年のフジテレビ系「薔薇のない花屋」で「(理想の演技を追い求めすぎて)野島さんの本の渦に飲み込まれて分からなくなり、仕事をするのが怖くなった」という。

だが、「いろいろ望みすぎていた」ことに気づき、「向上心や承認欲求が強すぎると普通の演技じゃなくなる。自分の力量と向き合って肩の力が抜けたんです」と告白。「そこが僕の俳優のスタート地点」と振り返る。

19年ぶりの男性主演となった14年のNHK連続テレビ小説「マッサン」は「プレッシャーで逃げ出したかった。ただ苦しくても、その気持ちがあった方が真摯に取り組める。楽しみながらやった仕事は一つもない。身を粉にしながらやるからこそ達成感がある」と言い切る。

「期待してオファーをいただいたら期待以上でお返しする。それだけが僕の信条」。無駄な動きをそぎ落とし淡々と演じる。まさに職人技。

原動力を聞くと「子供(11歳の長男と6歳の長女)の存在が大きい」と即答。癒やしも家族だ。「僕も妻も子供たちもサウナにハマっていて、時間があれば一家で行きます。一緒に水風呂に入ったり、ととのったり、いろんな話をしたり、サウナが家族のコミュニケーションツールかな」と目を細めた。

「子供が大きくなるまでは第一線で頑張りたい」とキッパリ。演技の職人が〝父親の背中〟を見せることで名作を生み続ける。

★松本潤の熱意に感服

5年ぶり4度目となるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・0)に29日放送回から登場。茶々(北川景子、37)を支える大野治長役に「茶々とともに豊臣家の繁栄に尽力しますが、それが忠誠であり、恐怖でもある。北川さんとはそのあたりを楽しみながら演じています」と見どころを明かす。敵対する家康役の松本潤(40)に対しては「座長として高い責任感で繊細に演じられていてクリエーティブ(創造)への強い熱意を感じました」と感服していた。

■玉山 鉄二(たまやま・てつじ) 1980(昭和55)年4月7日生まれ、43歳。京都市出身。モデルオーディションを経て芸能界入りし、99年にフジテレビ系「ナオミ」で俳優デビュー。「百獣戦隊ガオレンジャー」「離婚弁護士」「ブラザー☆ビート」など話題作に多数出演。2014年のNHK連続テレビ小説「マッサン」に主演。18年のNHK大河「西郷どん」では木戸孝允(桂小五郎)を好演した。09年の映画「ハゲタカ」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。

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