フリー打撃と同時刻にエンゼルスタジアムで取材に応じた代理人のバレロ氏は、大谷の右肘靱帯について2018年に手術を受けた箇所とは異なると説明。医師の見解を踏まえ「楽観的に見られる部分もある。前回は肘の上部で、今回は最下部(手首寄り)。靱帯そのものは大丈夫だ。来季が始まったら指名打者で出場しているだろう」と語った。
一方、2度目の再建手術に踏み切るかどうかは明言を避けた。3日(同4日)に全国紙USAトゥデーが「10日以内に打者としても今季を終え、靱帯再建手術を受ける可能性がある」と報道。バレロ氏は「何らかの治療行為は不可避」とした上で「それがいつ、どのようなものになるか情報を集めている」と話すにとどめた。保存療法を含め、複数の治療方法を検討しているようだ。
大谷は8月23日のレッズ戦で試合途中に降板し、靱帯損傷が判明。投手としての今季成績は23試合で10勝5敗、防御率3・14だった。手術を受けた場合、投手での復帰は25年となる見通し。バレロ氏は「彼の中で、ここ数年のように両方を続けていくことに疑問の余地はない」と、二刀流での復帰を目指して治療を進めることを強調した。
★大谷の打撃タイトルの行方は
ア・リーグ1位の44本塁打を放っている大谷を、35本のロベルト(ホワイトソックス、残り24試合)と34本のガルシア(レンジャーズ、残り25試合)、31本のジャッジ(ヤンキース、残り25試合)が追う。右足親指の靱帯損傷で離脱していたジャッジは7月下旬に復帰してから34試合で12発と量産している。大谷の95打点はトップに5点差でリーグ3位。打率・304は同4位だが、1日に規定打席に達したシーガー(レンジャーズ)が打率・345。大きな差をつけられている。