大谷は「2番・DH」でスタメン予定だったオリオールズ戦の出場を右脇腹の張りを訴え、試合開始約1時間前に急きょ取りやめた(撮影・山田結軌) 【アナハイム(米カリフォルニア州)4日(日本時間5日)=山田結軌、丹羽美佳子通信員】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(29)がオリオールズとの試合前に行った打撃練習で右脇腹を痛めて先発メンバーから外れ、欠場した。5日(同6日)に受ける検査の結果次第で今季終了となる可能性が出てきた。試合前には代理人を務めるCAAスポーツのネズ・バレロ氏が、損傷している大谷の右肘靱帯(じんたい)について説明。2度目の再建手術に踏み切るかどうかは明言を避けたが、完治後に二刀流を継続する見通しを示した。
突如、異変が起きた。大谷は約2カ月ぶりに屋外でのフリー打撃に参加。快調にスタンドインさせていたが、低めに外れた球に、ハーフスイングしたところで顔をしかめた。即座に練習を切り上げ、うつむきながら足早に三塁側のベンチ裏へ。階段下のベンチに腰かけると、苦悶の表情を浮かべた。
「2番・DH」で出場予定だったオリオールズ戦は、試合開始の約1時間前に球団広報から「大谷は右脇腹の張りのため先発出場から外れる」と発表され、試合に欠場。試合後のクラブハウスには大谷の姿はなかった。
ネビン監督は「かなり痛みがある。明日(日本時間6日)の朝に検査を受けて、(患部が)どうなっているかみる」と説明した。レギュラーシーズンは残り24試合。右肘の靱帯損傷で今季残りの登板なしは決まっていたが、検査の結果次第で打者としても今季終了の可能性がある。
一般的に脇腹の痛みは回復に時間がかかるとされ、2月下旬に左脇腹を負傷した鈴木誠也(カブス)のメジャー復帰は4月14日。約1カ月半を要した。日本選手初の本塁打王を狙う大谷はア・リーグトップの44本塁打をマーク。離脱となれば、タイトル獲得は35本塁打で2位のロベルト(ホワイトソックス)、34本塁打で3位のガルシア(レンジャーズ)の追い上げ次第となる。