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オリックス・宮城大弥「一つでも多く手助けできれば」 恵まれない子供たちを支援する基金設立

紅林(右)とともに野球教室を行ったオリックス・宮城

オリックス・宮城大弥投手(21)が11日、大阪・茨木市内で行われた野球教室に紅林弘太郎内野手(20)とともに参加した。午前の部と午後の部で計84人の子供たちを指導した左腕は今年9月に「一般社団法人 宮城大弥基金」を設立。自身が貧困家庭で育った経緯もあり、経済的な理由で夢を諦めかけている子供たちを支援すべく、来季も活躍を誓った。

経済的なことを理由に、夢を諦めてほしくない。誰よりもその思いが分かるからこそ、支援活動をすると決めた。今年9月に「一般社団法人 宮城大弥基金」を設立した宮城が、支援の輪を広げるべく、来季のさらなる飛躍を宣言した。

「一つでも多く手助けできればいい。野球だけでなく、いろんなスポーツで(経済的に)難しい人もたくさんいるので、そういう人たちの手助けになってくれたらベストなのかな。(自身の活躍が活動に)つながればいいですし、いろいろ他の人にも手助けできれば、一番うれしいです」

同基金は父、亨さんを代表理事とし発足。アスリートを目指す青少年への必要な物品および奨学金などの支給などを目的としている。同基金のホームページを通じて寄付金を集め、沖縄県在住で小学生から高校生までの野球少年のなかから寄付の対象者を選考。その募集が今月1日から始まった。

この活動のきっかけは自身の少年時代にある。享さんは過去に見舞われた交通事故の影響で左手が不自由。定職に就けず、家計はずっと苦しかった。1週間、具なしのカレーで過ごしたこともあれば、初めて買い与えられたグラブはビニール製。硬くて使いにくかったため、電子レンジで温めてみたところ、溶けてなくなり大号泣したこともあった。それでも、夢を決して諦めなかった結果、2020年にドラフト1位でプロ入り。同じような境遇の子供たちに手を差し伸べ、「最初は野球中心。(基金が)大きくなれば、いろんなスポーツでやれたら」と計画を明かした。

現在は、自身の成績に応じた寄付の内容を模索中。「(奪)三振数だったり、話し合いながらやろうと思っています」。リーグ連覇、日本一とファンに夢を見せた21歳の若者が、子供たちにとっての〝ヒーロー〟にもなる。(西垣戸理大)

紅林は子供たちから刺激 宮城とともに野球教室に参加した紅林は、子供たちから刺激を受けた。自身も小学時代に野球教室に参加し、数々のレジェンドに対面。「張本さんが来た、ということを覚えています」と振り返った。通算3085安打の張本勲氏に大興奮した少年時代を思い出し、「野球を始めた頃の気持ちを思い出させてくれたので、とてもいい刺激になりました」と活力を得ていた。

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