編成担当者の一人は「岩崎は七回、八回を投げて、チームに流れを引き寄せるタイプで、そのポジションが一番実力を発揮できる。最後(九回)は力で三振を取れる投手を置くのがベスト」と明かした。
阪神・岩崎優8月下旬からクローザー候補の外国人投手のリストアップ作業を着手。ケラーとてんびんにかけているとみられるが、米球界でも救援投手は人材難だ。メジャー実績のある投手ならまだしも、失敗が許されないポジション。異国の地・日本でいきなり重要ポストを任せられるプレッシャーもあるはずだ。
「最近は栗林(広島)や大勢(巨人)ら、1年目から抑えで活躍する投手が増えてきた。ドラフト候補の中から150キロ超のスピードボールがある投手を取るのも選択肢のひとつ」
チーム内では、こんな声もある。
前回、リーグ制覇した2005年といえば、リリーフ最強トリオ「JFK」がいた。藤川、ウィリアムスがつないで最後は久保田が締める。相手球団は「阪神戦は六回までにリードしていないと勝てない」と恐れられた時期だ。
それから17年。先発陣は質量とも心配はないだろう。中継ぎ陣も駒はそろっている。クリーンアップを打てる大砲の人材探しとともに、クローザーへの不安を解消させることは急務だ。
■三木 建次(みき・けんじ) 1964(昭和39)年8月25日生まれ、徳島県出身。88年入社。虎番20年目。夕刊フジ(96年~2008年)、産経新聞(09年~10年)、サンスポ(15年~16年、20年~)。趣味は温泉巡り、将棋。ビヤ樽の名付け親は元阪神監督・岡田彰布氏。