ケラーは「自分も駒となって、毎試合、投げられるように準備をしていきたい」と残留アピールに必死の毎日だ。
だが、ここにきて150キロ台の直球を簡単にはじき返されるシーンも目立つ。矢野監督は「いいときもあるし、よくないときもある。調子を見ながらとなると、(今は)優(岩崎)の方がいいのかな」と岩崎を再び守護神に復帰させた。
日本人投手なら入団4年目でブレークした湯浅だ。今や押しも押されもせぬ虎のセットアッパー。チームトップの54試合に登板し、41ホールドポイントはリーグトップ(19日現在)だ。
「最優秀中継ぎも(資格のある)新人王も獲りたい」
阪神・湯浅京己タイトルのW受賞にも意欲を見せる右腕は、まだ23歳と若い。そして最大の魅力は、150キロ台後半の直球と高速フォークで三振が奪えること。ハートも抑え向きで「後半戦はずっといいと思っている」。とはいえ、1軍実績は今年が実質1年目だ。
湯浅も「1年間、投げ続ける厳しさを改めて痛感した。(6月に)リフレッシュ抹消を1回してもらって、矢野監督や福原、金村両投手コーチには本当に感謝しかないです」と明かす。気になるのは入団1年目の19年に腰椎の疲労骨折、21年には右足の肉離れなどの故障歴があること。球威&ハートだけならクローザーの最有力候補だ。
もちろん、ここにきて球の力が戻ってきた岩崎も有力候補。湯浅やケラーのように150キロを超える速球はないが、今年も50試合登板を越えた。打たれるシーンばかりクローズアップされるが、クローザーとして26セーブを記録。藤川球児(現阪神スペシャルアシスタント)の引退後はブルペンのリーダーとして〝アニキ〟のような存在だ。