全日本大学野球選手権第5日(11日、神宮)準決勝が行われ、上武大(関甲新)は仏教大(京滋)に5―0で快勝。亜大(東都)は東日本国際大(南東北)を3-1で下した。上武大は9年ぶり2度目、亜大は20年ぶり5度目の優勝を懸けて、12日の決勝で対戦する。
上武大は0-0の七回1死。左打者、島村大樹遊撃手(3年)が均衡を破った。仏教大の先発右腕、山本のスライダーを右翼席へ運んだ。
「スライダーが甘く来るという情報があって、打席に入る前に谷口監督から『しっかり振っていけ』と言われた。大振りせずにコンパクトに振った結果です」
大宮東高3年夏に投手兼外野手で埼玉大会に臨み、4回戦(対埼玉栄)で2本の満塁本塁打をマーク。『島村』の名前を知らしめたものの、甲子園大会出場は果たせずに進学した。
大学では2年から内野手に専念。主軸として期待されているが、この春の関甲新大学リーグでは打率・273、5打点、ゼロ本塁打。今大会は最初の2試合に3番打者で出場し、計6打数無安打だった。この日は7番に降格。悔しさを糧に決勝弾を放ち、八回は左中間へ走者一掃の三塁打。2安打4打点の活躍で2013年以来の決勝進出に貢献した。
9年前の決勝も亜大が相手だった。当時は6-5で競り勝って初優勝。谷口監督は「ここまできたら、勝ちたい」と決意を示した。(赤堀宏幸)