舞台「レ・ミゼラブル~惨めなる人々~」の公演初日に行った舞台写真。左から、野村宏伸、松本幸大(ジャニーズJr.)、渡辺みり愛、中丸新将 ジャニーズJr.の松本幸大(33)が主演する舞台「レ・ミゼラブル~惨めなる人々~」が21日、東京・墨田区のシアターΧ(カイ)で開幕した(全14公演、29日まで)。
フランスの文豪、ヴィクトル・ユーゴーの小説が原作で、構成・演出は高橋制男氏。動乱や貧困、コレラの流行が渦巻く19世紀初頭のフランスを舞台に、姉の子供たちのために1本のパンを盗んで投獄されたジャン・バルジャンの数奇な運命を描く。
昨年の上演に続いてバルジャン役を務める松本は「レミゼファンの方々を含め多くの方に見ていただきたい」と熱演を約束。バルジャンが実の娘のように面倒を見るヒロイン、コゼットを演じる元乃木坂46の女優、渡辺みり愛(22)は「身が引き締まる思い。コゼットとして悲しんだり笑ったりしたい」と意気込んだ。
見どころは満載。大勢の共演者が繰り広げる華麗で陰影の深いダンスや迫力満点のアクション、歌をバックに、物語はダイナミックに展開する。衣装の上からも分かる筋骨隆々の松本は、キレのある格闘シーンや張りのある声と歌声が魅力で、落ち着いた晩年の演技にも深みがにじむ。
バルジャンを追い続ける冷徹な警察官、ジャベールを演じる野村宏伸(57)との対決や渡辺のかれんな印象が、罪悪感を抱えて成長するバルジャンの苦悩と愛と勇気を際立たせる。結果として決して〝惨めではない〟バルジャンの生き方は、不安な情勢の渦巻く現代にも多くの共感を呼びそうだ。