九回に逆転されて渋い表情の阪神・矢野監督(撮影・今野顕) (セ・リーグ、阪神8―10ヤクルト、1回戦、25日、京セラ)史上最悪開幕…。プロ野球が25日、セ、パ両リーグの計6試合で開幕を迎え、阪神は京セラドームで昨季日本一のヤクルトに8-10で逆転負けを喫した。最大7点をリードしながらも、今季限りでの退任を発表している矢野燿大監督(53)の継投が裏目に。開幕戦での7点差逆転負けはプロ野球史上ワーストタイの屈辱となった。
八回、サンタナに2点本塁打を浴びた阪神・斎藤(撮影・松永渉平)九回、2点本塁打をサンタナに浴びる阪神・ケラー(撮影・宮沢宗士郎)まさに開幕戦史上最大の悪夢。喜びに満ちたゲームセットの瞬間は訪れず、じわりじわりと詰め寄られ、守護神の大炎上で白星は消え去った。矢野監督が退任を公表して臨んだ2022年シーズンの初戦は、虎党の嗚咽が聞こえてきそうな歴史的大逆転負けとなった。
「出した俺の責任として受け止めているし、7点差をひっくり返されるのはなかなかない。仕方がないでは済まされないのでね、俺らが自分たちで流れを変える野球をするしかないと受け止めてやっていきます」
試合後の指揮官も言葉の端々に悔しさをにじませた。試合中盤までは〝虎祭り〟の様相だった。三回まで11安打と打線が機能。開幕4番を任せた佐藤輝も適時打を含む猛打賞と期待に応えた。五回終了時点で8-1と大差をつけ、爆勝発進-。誰もがそう確信したが、継投策が裏目に出て希望は砕け散った。