記者会見し、現役引退を表明したJ1浦和の阿部勇樹=14日、さいたま市内のホテル J1浦和の元日本代表MF阿部勇樹(40)が14日、さいたま市内で会見し、今季限りでの現役引退を発表した。
「幸せでした。苦しいときもサポーターに声をかけてもらって…。感謝しています」
ときおり涙を拭いながら、千葉や浦和で24年間のプロ生活を振り返り、まずはファンへの感謝を口にした。アジア・チャンピオンズリーグ2度の制覇や、天皇杯、ルヴァン杯など数々のタイトルをもたらした40歳。だが主将を任された今季は「最後の年になるかも」と覚悟してシーズンに挑んだという。そして夏場に負傷し、出場機会が減少した9月、40歳になったころに引退を決断したという。
約20人の監督から指導を受けたが、もっとも影響を受けた指導者として千葉時代のオシム氏と浦和でのペトロビッチ氏の2人を挙げた。オシム氏からは「よく考えろ」、ペトロビッチ氏からは「サッカーを楽しめ」と言われた言葉を今でも胸に秘める。
今後はサッカーの指導者を目指す。「いろいろな監督から教えていただいたので、指導者の道へ進まなければ失礼だと思う。オシムさん、ミシャ(ペトロビッチ)さんのような監督には、どんなにがんばってもなれないが、自分の考えを持った監督になりたい」と前を向いた。
会見終了時には親交があったMLBの秋山翔吾外野手(33)=レッズ=がサプライズで登場し花束を贈呈された。「これからも一人の阿部ファンとして応援していきたい」との言葉をもらうと、40歳が感極まっていた。