ロックバンド、GLAYが5日、大阪市中央区の大阪城ホールで1年10カ月ぶりの全国ツアーをスタートさせた。コロナ禍で昨年のドームツアーなどが中止され、大阪での公演は2年ぶり。新アルバム「FREEDOM ONLY」を引っ提げ、アクセル全開のボーカル、TERU(50)は「やっと会えたね!」と笑顔。来年に3都市6公演の追加公演を行うこともサプライズ発表し、約6000人のファンを歓喜させた。
■ファン6000人歓喜 国民的バンドがナニワのド真ん中で躍動した。
待ちわびたファンから大きな拍手がわき起こる中、TERUは「FREEDOMツアーにようこそ。笑顔たくさんでいきましょう!!」とシャウト。「こうやって地方に来て、旅をしてライブをしてという生活がまたできるとは…。この時期に夢にも思ってませんでしたけど、皆さんに会えて安心しました。また会えてうれしいです」と感無量の表情を見せた。
昨年1月以来のライブツアー。同年5月にデビュー25周年の集大成を飾るホールツアーとドームツアーを予定していたが、コロナ禍で全日程が中止に。故郷の北海道・函館が誇るパワースポットの恵山や東京湾での船上ライブを配信するなど新様式を模索してきたが、やはり観客と一体となる生ライブは最高だ。
1年10カ月ぶりのツアーでファンと躍動する左からHISASHI、JIRO、TERU、TAKURO=大阪市中央区この日は、新アルバムの世界観を再現した巨大なリンゴの木が〝鎮座〟するステージで、収録曲「BAD APPLE」や代表曲「彼女の“Modern…”」「祝祭」など緩急交えた21曲を熱唱。TERUが「皆さんと一緒にリアルに楽しめるということで、声は出せませんけど、体全体で感じて、きょうは笑顔をたくさん見せてください!」と呼びかけると、ベースのJIRO(49)は「みんなが声を出せない代わりに僕たちが声を出します」と盛り上げ役を買って出た。
「大阪城ホール!」「アリーナ!!」とコロナ禍のストレスを発散するかのように叫ぶTERUに、リーダーのTAKURO(50)、ギターのHISASHI(49)もエネルギッシュな演奏で応戦。感染防止で収容数の半分以下となる6000人のファンは、4人に渾身の拍手を送り続けた。
TERUは「一緒に歌えなかったり、一緒に騒げなかったりするけれど、今のGLAYの演奏力や思いがしっかりと受け取れるスペシャルな夜になっている」と胸を張り、「全国に元気を届けてきます」と改めて約束した。コロナ禍の夜明けを信じて、進撃は続く。
★追加公演サプライズ発表 アンコールでは、来年1月8日から3都市6公演の追加公演を行うことをサプライズ発表。これでツアーは8都市16公演となり、TERUは「日に日にいろいろと自分たちの気持ちを変えていって、曲もガンガン変えていったらいいなと思うし、来年になったら神戸もきょうとは違うライブになっているかもしれない。楽しみにしていてください」とはにかんだ。