(セ・リーグ、中日6-0広島、15回戦、7勝7敗1分、3日、ナゴヤD)竜党へ向けた戦線復帰のあいさつは、ひと振りで十分だった。下肢のコンディショニング不良による2軍降格から11日。「3番・左翼」でスタメンに名を連ねた福田が、会心の先制2ランで完全復活を示した。
「一発で仕留められたのでよかったです」
一回1死一塁、1ストライクからのファーストスイングで、真ん中へ甘く入ってきた131キロのスライダーをとらえた。高々と舞い上がってスタンドに突き刺さる、福田らしい一発。三塁を回る直前には手応えを再確認するように、右こぶしを力強く握った。
続く三回無死満塁、再びのチャンスでも真ん中に入ってきたカーブを左前へ。勝負強い打撃で、この回の3得点へとつなげた。
アクシデントは8月22日のDeNA戦(ナゴヤドーム)だった。第1打席で5試合連続となる安打を放ち、結果も残していたが、下半身に違和感を訴えて四回の守備から退き、病院へ向かった。それでも抹消された23日に与田監督は「早ければ最短の10日で戻ってこられると思う」と復帰時期について言及。首脳陣が受けた報告どおりのスピード復帰となった。
「1試合目からいいパフォーマンスをして、チームの勝利に貢献できるよう、頑張ります」
チームは7月16日のDeNA戦(ナゴヤドーム)を最後に、木曜日は移動日も含めて4敗1分けで、6週連続で勝ちがない。有言実行の活躍で打線に活気をもたらした背番号55。不吉なデータを打破するには十分といえる、序盤のリードをもたらした。(須藤佳裕)