選手の様子は報道を通してしか知ることができないが、将自身にも大切な時間だ。「どんなことが自分に必要か、チームにとって何が必要か」と自問自答の日々。趣味の読書に励み、普段は確保できない家族との会話も「当たり前が、ありがたい」と活力に変えながらひとつの答えを出した。
チームの立て直しは至難の業。「みなさんも世の中で我慢している。俺らが一回(体を)作ったことって、こういういい方は失礼だけど、大したことじゃない。もう一回作って、もう一回戦って、もう一回優勝したらええだけ」と言い切り、目指すべき未来を描いた。
「みんな苦しんでいる状況だからこそ『阪神、優勝して感動させてくれた』とか『あれがあったから前を向けたな』とか、いえるようになる」
過去は変えられない。だからこそ今後の姿が注目される。矢野虎の責任と使命は揺るがない。(安藤理)
★阪神と新型コロナウイルス
◆3月14日 大阪市内で藤浪、伊藤隼、長坂ら7選手が球団外の知人宅で10人以上で会食
◆21日 藤浪が嗅覚の異変に気づく
◆24日 藤浪が兵庫県内の内科、耳鼻咽喉科を受診
◆26日 藤浪、伊藤隼、長坂がPCR検査を受け、深夜に3人とも陽性が判明。球団は4月1日までの活動休止を決定
◆27日 球団が3人の陽性を発表。藤浪、伊藤隼は大阪府内、長坂は兵庫県内の病院に入院
◆30日 球団が活動再開の延期を発表
◆4月1日 谷本副社長が9日の活動再開を目指す方向性を明かす
◆2日 寮内で長坂と食事をした小幡がPCR検査を受けたと発表。翌3日に陰性と発表
◆5日 伊藤隼が退院したと発表される
◆7日 藤浪の退院が発表される