悩んだ末、「この気持ちだと迷惑をかける」と事務所の社長に辞めたいと申し出ると、「芝居は好きなんでしょ? じゃ、やめる必要はない。ちょっと休んでやりたくなったら戻ってくればいい」と温かい言葉をもらい、06年から2年間の休養の道を選択した。
休養中は読書や一人旅を経験し、映画や舞台を観客の視点で見た。「お客さんが喜んでいる姿を見て、こんなにいい仕事はないなと。憧れのような気持ちがもう1回湧いてきた」と芝居の魅力を再認識。08年の日本テレビ系ドラマ「斉藤さん」で芸能活動を再開した。
肝を据えて芝居に向き合い、NHK大河「江~姫たちの戦国~」など話題作に次々と出演。演技派といわれるひとりになった。
「役者は天職だと思う。みんなの疲れを癒やしたり、うっぷんを晴らせたりできるのはすばらしい仕事。何でもないシーンなのに、胸が熱くなるようなお芝居をする俳優さんになりたい」
「ミムラ」から名前は変わった。だが、目指す道が変わることはもうない。