バシバシと、両手を頭上でたたいた。三塁ベンチの仲間にも右手を掲げた。1点を追う八回無死一塁。メジャー292試合の実績があるジャスティン・グリム投手(29)に、1ボール2ストライクと追い込まれた。「あまり大振りせず、なるべくコンパクトに」。大谷は低めに沈む136キロのカーブを鮮やかに中前に打ち返した。喜びと自身の打撃内容に納得したリアクションだった。
「つなぐか、つながないか、あそこはすごく重要な場面でした。下位(打線)から上位に向かっていく場面で、すごくいい安打だった」
その後、犠打で一死二、三塁。代打・バルブエナの中前適時打で同点とした。三進した大谷は、キンズラーの中飛でタッチアップ。「飛距離も出ていたし、十分に間に合うと思った」。5-4と勝ち越し点を挙げるホームに滑り込んだ。