満塁を抑える逆満塁男だ。昨年の広島とのCSファイナルステージ第3戦では、二死満塁で新井を右邪飛に封じた。今年4月28日の広島戦(横浜)でも無死満塁でリリーフし、無失点で切り抜けた。「ピンチを想定して、心を落ち着かせてマウンドに上がっています。去年は足が震えていたけど、そこを経験したから、今年は大丈夫」と頼もしかった。
くしくも昨年も今年も広島とのCSファイナル第3戦の二死満塁で登板して好救援。いずれも先発は井納だった。31歳同士。ベンチに戻った須田は井納に「同学年で不思議な縁があるね。お前が投げるときは俺は抑えるよ」と笑い、心地よい汗をぬぐった。
昨季レギュラーシーズンでチーム最多の62試合に登板したが、今季は不振に苦しみ同23試合に終わっていた須田。「チームに迷惑をかけたし、残り全試合投げるつもり。きょうで監督にもアピールできたかな」と胸を張った。ラミレス監督も「去年も活躍したし、信頼していた」と笑った。
負ければ1勝3敗と崖っぷちになった第3戦を、指揮官の鬼継投でものにした。成績は五分。3位からの下克上が、現実味を帯びてきた。 (湯浅大)