離婚、不倫などドロドロした騒動が多い最近の芸能界の中で、まさに一陣の風が吹いたようなさわやかな話題に出会った。8月21日に一般男性と結婚することを発表した藤澤恵麻だ。NHK連続テレビ小説「天花」のヒロインを務めた清純派女優だが、彼女の結婚もまさにイメージどおりの純愛だった。
お相手は、朝ドラデビュー前の上智大1年のときにテニスサークルで出会った2学年上の先輩で、なんと約15年の友人期間を経て、長年藤澤に片思いしていただろう彼に3年前に告白され、真剣に考えた末に1年前から交際。そして、来月のゴールインとなった。
「長くて申し訳ないんですけど、考えて考えて…。本当によく2年も(返事を)待ってくれたと思います」と彼に感謝しながら語っていた。
「他の方に彼の心がいってしまったら仕方ないなって自分で思っていたんですけど。待ちますって言ってくださったんで、そのことも彼の誠実さを信じられるなって…」と振り返ったが、交際・結婚について真面目で一途に考える藤澤だからこそ相手に待ちたいと思わせたのだろう。
付き合って変化したことを聞くと「最初は敬語でお話していたんですけど、敬語はなくなりましたね」とにっこり。まさにやまとなでしこなエピソードに、改めて彼女の人柄のよさを感じた。
優しい印象どおり、取材でもおっとりとした口調でどんな質問にも笑顔で丁寧に答える。記者にもこれほど気遣いができるのだからきっと夫の両親にも大事にされるいいお嫁さんになるなと思ったが、お茶目なエピソードもあった。
今秋に行われる結婚式の打ち合わせがあるのだが、女優という仕事柄、正式発表するまでは公にできず、それまでは彼が1人で式場のスタッフとやりとりをしてくれていたそうだ。なぜか新婦を連れて来ない新郎の事情を知らないスタッフが大丈夫かなと心配げだった、という笑い話をしながら、「これから式場に一緒に打ち合わせにいったり…いろいろ(結婚に向けて)始まるのが今は楽しみです」とほほえんだ。きっと彼が藤澤を連れてきたら、式場のスタッフも相当驚くに違いない。
さらに、インタビューではとっても心温まる演出があった。取材は藤澤が出演中の「セシルのもくろみ」の撮影現場で行われたのだが、主演の真木よう子、伊藤歩、板谷由夏らキャストとスタッフがサプライズでお祝いしてくれたのだ。
藤澤が取材を受けている部屋に、突然に真木らがクラッカーを鳴らしながら入ってきて「結婚おめでとう!」の大合唱。何も知らなかった藤澤はティアラと花束をプレゼントされ、大感激。藤澤は「このチームに加われたことを、すごく喜ばしく思っています」と感謝していたが、仲間に祝福したいと思わせる彼女も素晴らしいと思ったし、こんなふうに共演者のためにお祝いできるセシルチームの絆は、きっと劇中の演技にも反映されてくるはずだと思う。
取材記者役として今回のサプライズにほんの少しだけ協力できた上、非常にほっこりする場面に立ち会えていいね!ボタンを連打したい気分になった。(記者のきもち)