日本中のファンが待ち望んでいた瞬間は、6点を追う八回に突然やってきた。マウンドにはこの回から救援の岡本。「代打・大谷」がコールされると、球場は大きなどよめきに包まれた。
「勝てなかったので悔しい。しっかりと自分のスイングをしようと思った」
七回まで1安打と打線が沈黙。栗山監督は「あれだけ打てない中、突破口を開く最大限の努力をしないと」と、敗色濃厚の展開で大野に代えて大谷を送った。左太もも裏肉離れのけがを負った4月8日以来の打席で、カウント1-1からの復帰後初スイングは三塁側への大きなファウル。続く4球目のチェンジアップを豪快に空振りし、「素晴らしいボールだったし、そんなに簡単には打てない」と振り返った。