(セ・パ交流戦、巨人5-6オリックス=延長十一回、1回戦、オリックス1勝、2日、東京D)あと1アウトからの奇跡-。静まり返っていた東京ドームの左翼席の一角が、狂喜乱舞した。オリックスが、2015年から6連敗中の巨人相手にまさか、まさかの大逆転劇。メークミラクルの殊勲者はロメロだ。ドラマは手負いの主砲の一発から始まった。
「とにかく、芯で捉えることだけ、考えていた。完璧だったよ」
3点ビハインドの九回二死走者なしだった。代打出場し、マシソンの初球、155キロ直球を強振。打球は弾丸ライナーで左翼スタンドに突き刺さった。6号ソロは4月18日の日本ハム戦(静岡)以来、1軍復帰後初アーチ。負傷した左膝は万全ではなく、守備は厳しい。それでも、オーラ漂うR砲がいるだけで空気が変わる。この一撃が打線に火をつけた。