宮内オーナーの口調は滑らかだった。栄えある賞を受賞し、上機嫌だったから…だけではない。「5月は野球を見たくなかった」と、借金生活の現状に皮肉を交えつつも、手応えを感じていた。福良監督の手腕に高評価を与えた。
「冷静に戦力を見ながらね。打順なんかよく入れ替えて、一生懸命考えている。投手は逆に先発(の登板日)を固定して。『おもしろい』と見ている。去年より強い」
3、4月は貯金7を作る開幕ダッシュに成功。5月に入り、6勝19敗と低迷したが、離脱者続出の厳しい状況で振るった懸命なタクトに好印象を持った。何より、若い芽が育っていることに目を細めた。
「今年は戦力が上がっている。野手は駿太が本物になってきているかもしれない。武田も出てきて、おもしろい」