七回、バットを折りながら遊撃内野安打を放ち、ビッグイニングにつなげたロメロ(撮影・塚本健一) (セ・パ交流戦、オリックス9-1ヤクルト、1回戦、オリックス1勝、30日、京セラ)起爆剤は38日ぶりに定位置の4番に帰還した助っ人に他ならない。今季最多15安打で5月最多の9得点。ロメロ効果で同月初の連勝だ。オリックス・福良監督も久しぶりの快勝に感謝した。
「よくつながったと思います。久々ですね。ロメロがいるだけで、周りが生きてますね」
まさにR砲の存在感が際立った。1点を先制された直後の一回一死一、三塁の好機。三ゴロながら、きっちり同点に追いつく打点を挙げると、2-1の七回にはビッグイニングを演出した。
二死二塁から遊撃内野安打でお膳立て。激走を見せられたナインも発奮したのか、ここから大爆発だ。今シーズン初となる打者一巡の猛攻で、こちらも初の1イニング一挙7得点。今月に入り、1試合平均2・1得点だった打線が嘘のような、つながりをみせた。
指揮官の直談判が実った。試合前。ロメロを4月下旬に左膝痛で離脱後、初めて1軍練習に合流させると、気持ちを伝えた。「いるだけで、全然違う。出てくれないか」。2軍での実戦出場はなし。まだ、走塁面で不安を残す主砲に熱く訴え、ぶっつけ本番での先発起用に至った。