いたる所に警備員を置き、厳重な警戒態勢が敷かれた埼玉スタジアム。気温4度。そぼ降る雨の下で紅白戦(非公開)が行われ、MF香川が白い息を弾ませた。
「UAE戦は相手の強みを消す戦いだったが、次は逆になる。僕らが主導権を握った中でどう戦うかだと思う」
敵地で宿敵のUAEをたたき、意気揚々と帰国したチーム。しかし、3トップのFW大迫、ゴールを挙げたMF今野がけがで無念の離脱。チームのセンターラインを失ったことで、背番号10にかかる期待と重圧は増している。
関係者によれば、ハリルホジッチ監督はB組で最下位に沈むタイが、自陣に引いて守りを固めることを想定。攻撃的布陣を模索する中、試合途中から香川と清武を中盤に並べる「ダブル司令塔」をオプションの一つとして準備したもよう。2-0で勝った昨年9月のアウェーでの対戦でも、相手の堅守にてこずり、追加点を奪えない厳しい時間帯が続いた。
清武はC大阪時代にともにプレーした浪速のKKコンビで息はぴったり。代表では長くトップ下のポジションを争ってきたが、一緒にピッチに立てば鬼に金棒だ。