番組では、初舞台のせりふを書き出した「書抜き」を渡す父子の儀式、記念した「田んぼアート」の田植えと稲刈り、「桃太郎」のカツラのサイズをあわせる「頭合わせ」や「衣装合わせ」、香川県高松市にある「鬼ヶ島」を訪ねた成功祈願、篠山紀信さんによるポスター撮影なども紹介。
ほかにも初舞台の発表記者会見、東京・浅草寺の「お練り」、明治座「四月花形歌舞伎」で父の当たり役に挑む勘九郎、日本舞踊「雀成会」で喝采を受ける七緒八、歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」の芝居で初めて試練に見舞われる哲之、ショッピングを楽しむ親子などプライベートショットも織り交ぜて完全密着している。
特に、鬼ヶ島での撮影では、最初こそ無邪気にはしゃいでいた2人だが、大洞窟に入っていくと、「疲れた〜」と七緒八。やがて、勘三郎さんが登場して「疲れた?」と子供たちに聞く。そう、同じ行程をたどる当時の映像が随所に流れてくるのだ。
父から受けたことをそのまま子供たちへ。よき思い出となって永遠に継承されていく。そんな光景は歌舞伎ファンならずとも人々に感動を呼び起こすだろう。勘三郎さんの志は確実に受け継がれている。