阪神・藤川球児投手(36)が春季キャンプに向け、1月下旬に先乗り組として沖縄入りする方向で調整していることが15日、分かった。オーバーワークを避けるため2軍の安芸行きを志願していたが、若手のお目付け役として首脳陣から嘆願された形。南国で肌寒さが残る時期から、球児の若虎への愛のムチがビシバシ鳴る!?
早々と沖縄に飛ぶ。今季にかける思いや投手陣のリーダーとしての責任感が体を突き動かす。1月下旬。藤川の春季キャンプが始まる。
「沖縄にいくことになったと聞いている。若手と同じ、先乗りのタイミングで入ると思う」
球団幹部が説明した。
球児は現在、高知県内で自主トレを行っている。年明けに更新された公式ブログでは、オリックスに移籍した金田と汗を流していることを明かし「落ち着いてトレーニング出来てます」(原文まま)とつづっていた。
4年ぶりに日本球界に復帰した昨季は43試合、5勝6敗、防護率4・60。先発、中継ぎ、抑えとあらゆるポジションを任されたが、今季はブルペン一本。巻き返しに向けての調整は極めて順調で、チーム関係者の話を総合すると、故郷でのトレーニングを打ち上げた後は、すぐに沖縄入りするとみられる。
もともとは2軍の安芸行きを志願していた。オーバーワークを避け、3月31日の開幕広島戦(マツダ)に合わせていくため-というのが理由だった。しかし、1月8日に行われた1、2軍合同スタッフ会議後、金本監督は「あんまりベテランが2軍にいったら、1軍でガッと締める選手がいなくなる」とコメント。安藤に加えて球児も安芸に行ってしまえば、宜野座のブルペンを引き締めるベテランがいなくなってしまう。そんな指揮官の意向をくむ形で、チーム事情を最優先させることに決めた。
虎投のもうひとりのベテラン、37歳の能見は自主トレから沖縄に入っている。特に今年の宜野座は若手が多くなる見通しで、その締め役が球児と能見。チームに緊張感が増すことは間違いない。
12年ぶりのリーグ優勝へ、球児の光る目が欠かせない。沖縄にいくならできるだけ、早く。この行動こそ、今季に期する思いを表している。