伝統球団のプライドをかけた戦いが始まる。球界の盟主復活へ、高橋監督が選んだキーワードが「新化」だった。
「『一新』から『新化』へ。選手は個のレベルアップを強く意識し、常に新しい自分へと変化し続けてほしい。チームは現有戦力、新しい力、若い力が融合して化学反応を起こし、さらに進化、そして『新化』する集団であってほしい」
スローガンに「一新」を掲げた就任1年目は、世代交代の間で若手が伸び悩み、首位・広島に17・5ゲーム差の2位に終わった。「育てながら勝つ」から「勝ちながら育てる」へ。このオフには大きくかじを切り、総額30億円に達する大補強に動いた。
FAでは日本ハムから陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)、DeNAから山口俊、ソフトバンクから森福を獲得。同一年のオフにFAで3選手を獲得するのはプロ野球史上初めてだ。さらに外国人では元楽天のマギー、守護神候補のカミネロが加入。日本ハムから吉川光もトレードで加入と各所に実績があり、計算ができる選手を加えた。
「どんな形であれ、勝たなくちゃいけないのは変わりない。そういった部分では補強もしていただいているので、それが何とか結果に結びつくように頑張りたい」と話してきた指揮官。「新化」の旗印の下、由伸巨人の2年目が始まる。 (長崎右)