■11月6日
「名は体(たい)を表す」という。名前はその人の性質や実体を表すというほどの意味だが、まして子供の名前をつけるとなれば一生もの。しかも生後14日以内に名前を考え、役所に出生届を出さねばならない。それゆえ、小欄も姓名判断の本で漢字の意味や画数と格闘した記憶がある。
それだけに、落語家、林家三平がきょう6日放送の日本テレビ系「笑点」を通じ、生まれ来る第1子の本名(名字は海老名)を公募すると聞いて驚いた。妻の女優、国分佐智子との間に12月8日に誕生予定で、すでに男児と判明。「何も浮かばず頭が真っ白」というのが理由で、国分も賛成というから2度驚いた。
ネット上でも「夫婦がいいなら、いいじゃないか」「いや、子供をだしにした話題作りだ」と賛否両論、かまびすしい。ただ、関係者によると、三平の本意はそのまま名づけるというより、あくまで「いい名前があったら、ぜひ参考にしたい」ということらしい。
と同時に、「昭和の爆笑王」と呼ばれ人を笑わせることに心血を注いだ父の初代・故林家三平のように、「人に愛される人間になってほしい」という思いが強いという。ならば、小欄も考えた。初代は最初の本名「栄三郎」を戦後、長男の自分にふさわしい「泰一郎(やすいちろう)」に変えたという。その2つの名から1字ずつ取り「栄一」はどうか。
「海老名栄一」。姓と名が「え」で韻を踏み語呂もいい。と、勝手な提案をしてしまったが、時間は十分にある。本来は長男の人生を第一に考えるのがよろしかろう。そうでないと、天国の初代が「せがれが人任せで、どうもすいません」と持ちネタギャグで苦笑する姿が思い浮かぶ。 (森岡 真一郎)