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大谷敬遠に燃えた!日本ハム・中田、4番の意地打「さすがに気合が入った」

サヨナラ打を放った背番号11の大谷(中央)は、両手を広げてガッツポーズ。笑顔のナインが続々と駆け寄った(撮影・荒木孝雄)
1回 中田を出迎える日本ハム・栗山監督(左)=札幌ドーム(撮影・吉澤良太)
8回、タイムリー二塁打を放つ日本ハム・中田翔=札幌ドーム(撮影・森田達也)
10回 サヨナラの適時打を打った日本ハム・大谷(中央)は中田(6番)と抱き合って喜ぶ=札幌ドーム(撮影・吉澤良太)
8回、大谷が敬遠される時にネクストバッターズサークルでうつむく日本ハム・中田=札幌ドーム(撮影・森田達也)
8回、逆転の2点適時二塁打を放つ日本ハム・中田=札幌ドーム(撮影・土谷創造)
6回、三ゴロに倒れる日本ハム・中田=札幌ドーム(撮影・森田達也)
4回、二飛に倒れる日本ハム・中田=札幌ドーム(撮影・森田達也)
3回、広島・丸の打球を捕球する日本ハム・中田=札幌ドーム(撮影・森本幸一)
1回 中田の遊ゴロの間に3走が生還し日本ハムが先制=札幌ドーム(撮影・吉澤良太)

 SMBC日本シリーズ第3戦(日本ハム4x-3広島=延長十回、広島2勝1敗、25日、札幌D)やっぱり、あんたが大将!! 日本ハムが広島に4-3で勝ち、1勝2敗とした。4番の中田翔内野手(27)が3打点の活躍。一回は遊ゴロの打点だったが、八回には3番・大谷が敬遠四球で歩かされた直後の二死一、二塁から、シリーズのチーム初適時打となる逆転の2点二塁打。九回に同点とされたが、サヨナラ勝ちを呼び込む快音となった。


 男に二言はない。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを制した直後のお立ち台。「広島を潰します!!」と宣言していた中田が、ここ一番で輝いた。

 「さすがに気合が入った。球種は張っていません。ストライクが来たら、のスイングをしようと思っていました」

 1点を追う八回、目前で大谷が敬遠四球で歩かされた二死一、二塁。カウント2-0から来た外角低めのスライダーに食らいついた。打球は左翼手前で落ち、これを松山が処理しきれず、左翼フェンスまで転々。逆転の2点二塁打だ。

 「あれで流れが来た。あそこで1点も取れなかったら、このシリーズは持っていかれていた」と栗山監督も絶賛の一打。九回に追いつかれたが、結果、チームの延長サヨナラ勝ちを呼び込んだ。今シリーズのチーム初適時打に加え、一回には遊ゴロで1打点。これも今シリーズ、日本ハムが初めて先制したシーンだった。節目、節目には中田が必ず顔を出す。

 大谷が敬遠されるシーン。中田は見ていない。ウエイティングサークルで瞑想(めいそう)にふけっていた。「翔平(大谷)が歩かされるのはハナから分かっていた。逆に冷静だった。配球のこととかいろいろと考えていました」。もはや怒る、燃えるの次元ではない。「チームの勝利のため」だった。


 技術的な準備もできていた。第1戦から続く広島投手陣の変化球攻めに、崩れかけていた打撃フォーム。「軌道を修正した。上からコンパクトにたたく」。その意識を強く持った。「幼い頃から見てきた地元のスーパースター、黒田さんには通用しなかったですけど…」と笑わせたが、ジャクソンは仕留めた。

 「シーズンからそうですが、ウチは土壇場に追い込まれてから強くなるチーム。大きな勝利だと思います」。輝く主砲・中田の3打点。さあ、北の大地でパ・リーグ王者の反撃が始まった。 (西村浩一)

 「とにかく粘って何でもいいから塁に出たかった」

 「僕が締めて終わるよりも、(大谷)翔平のサヨナラ打の方がチームの勢いがつくと思う。あす(26日)以降はしっかり勝利に貢献したい」

 「いつもと同じ気持ちで投げられるように心がけた。この1勝は大きい」

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