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糸井、関西志向を示唆「居心地いい」 オリと阪神のマッチレースか

走攻守に優れた超人・糸井

 国内フリーエージェント(FA)権行使が注目されるオリックス・糸井嘉男外野手(35)が周囲に「居心地がいい」と関西志向を示唆していることが23日、明らかになった。残留を求めているオリックスか、獲得に名乗りを上げそうな阪神か。注目を集める争奪戦は、一気に在関西2球団によるマッチレースの様相を呈しそうな気配だ。


 虎ニンマリ! 猛牛もニッコリ! 今オフFA戦線最大の目玉・糸井がここにきて、実は関西志向であることが複数の証言で明らかになった。

 「以前に、関西の方が居心地がいいと言ってましたよ。だからうちに残るんじゃないですか? あっ、阪神も関西か。じゃあ2分の1か…」

 糸井の証言を明かしたのは秋季練習中のオリックス某選手だ。

 日本ハムでの札幌、オリックスでの大阪と、単身赴任生活が長くなりすぎ、一部では自宅が首都圏にあるため東京志向ではないかとも観測されていたが、真逆の情報がオリックス球団内では糸井の真意として流れている。

 交渉役の瀬戸山球団本部長も以前から「関西を気に入っているはずだが…」と話しており、プラス材料の感触を得ている様子。さらに、そんな空気を後押しするのが福良監督。「嘉男はシーズンが終わっても東京へは帰らない。去年も暮れまで大阪にいたし、今年も絶対ずっと大阪にいるはず」と話し、大好きな土地から離れるはずがない、というのだ。


 糸井がFA権を行使すれば在京球団の巨人も獲得に動くとみられているが、これらの周辺情報が確かなら、巨人は圧倒的に不利。糸井争奪戦は関西に本拠地を置くオリックスvs阪神のマッチレースの構図となる。事実上、オリックス残留か阪神移籍か-の二択になるということだ。

 オリックスはすでに糸井と2度の正式交渉に加え、指揮官が「面接」と称して残留要請している。3年12億円という最高級の条件提示をしているもようだが、今後の状況によって上積みの準備も進めている。チームは、超人気球団・阪神のような取材攻勢もなく、自由人糸井にとって「居心地がいい」球団であることは間違いない。

 一方の阪神にとっても、糸井の関西志向は朗報。FA宣言すれば、金本監督自らが出馬して直接口説く態勢も整っている。3年契約の提示も球団内で確認済み。あとは年俸や起用法などで、オリックスを上回る条件を出して勝負することになる。2014年オフには米大リーグ・アスレチックスからFAになった中島の獲得をめぐって争奪戦となり、オリックスにさらわれたこともある。今回は負けるわけにはいかない。


 オリックスなのか? 阪神なのか? 残留なのか? 移籍なのか? 渦中の人は日本シリーズの舞台裏で熟考中。どんな結論を出すのだろうか。

★最近の阪神vsオリックス争奪戦

 米大リーグ、アスレチックスとの2年契約が終わってFAとなった中島裕之(現宏之)内野手が2014年11月に日本球界復帰を示唆。古巣の西武などが関心を示した。阪神は4年契約や背番号「6」、三塁起用などを用意したが、オリックスが3年総額12億円などの好条件を提示。12月5日にオリックス入団が発表された。

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