「母の日」に強いFW大久保がまたも躍動した。後半7分、右からのクロスにゴール前へ走り込み、頭で押し込んだ。今季7得点目。自身のJ1最多得点記録を「163」に伸ばした。
「早い時間に点を取れたのは良かった。そこに『頼む』と思って走り込んだ。(得点数は)まだまだ」
実は4分前にも右クロスに頭で合わせネットを揺らした。ところが、オフサイドの判定でノーゴール。一瞬、不服そうな表情を見せたが、すぐに切り替え、文句なしのゴールを決めた。
「母の日」のゴールは昨年の名古屋戦に続く2年連続。何よりのプレゼント弾に、大久保は「離れていて何か買ってあげたりできないので、(テレビで)元気な姿を見せられてよかった」と母・千里さん(61)を思いやる。
視察したハリルホジッチ日本代表監督も「彼はいつも得点を取る」と感心しきり。リオデジャネイロ五輪に臨むU-23(23歳以下)代表にオーバーエージ枠(OA)の有力候補に挙がっているが、大久保本人は「話がくれば『日本のために』という思いはある」と強い意欲を口にする。
2004年アテネ五輪ではエースとして3試合に出場、2ゴールを決めたが、1次リーグで敗退した。08年北京五輪ではOA枠での出場要請を受けたが、当時所属していた神戸が拒否したため、実現しなかった。