(パ・リーグ、楽天12-0日本ハム、4回戦、2勝2敗、18日、コボスタ宮城)楽天が18日、日本ハム4回戦(コボスタ宮城)に、12-0で大勝。先発した2年目の則本昂大投手(23)が、プロ初完封勝利でチームの連敗を2で止めた。
「疲れました。これだけのお客さんの前で完封できてよかった」
燃える理由があった。スタンドには、レギュラーシーズン過去最多となる2万2688人のファン。大声援を浴び、則本の闘志に火がついた。
四回、4番・中田に死球を与え、にらまれた。それでも、ひるむことなく内角を突く。六回にも中田の腰にズドン。この日が初対戦となった日本ハムの主砲に気持ちで負けずに向かっていった。
八回には最速148キロを計測。回を追うごとに球威を増した。計128球、6安打を許したものの8三振。今季の目標に「プロ初完封勝利」を掲げて、4試合目の登板で達成した。「エースと呼ぶには早い」と手厳しかった星野監督だが、この日は右腕を持ち上げた。
「味方が大量点を取ったら気が緩む。無失点に抑えたら文句の付けようがない」
昨年12月、結婚したことで、私生活も変わってきた。新車を1月に購入した。米国製のスポーツ仕様車で、最大排気量6400ccのモンスターカー。「子供ができたら、大きい車の方がいいですから」と近い将来を見据えている。
昨年までのエース、田中が米大リーグのヤンキースに移籍。開幕前、「テレビでみているからな」と励まされた。マー君の後継者はシーズン終了後、胸を張って報告できるよう結果にこだわる。 (広岡浩二)
〔1〕楽天・則本がプロ初完封勝利。楽天で完封勝利を挙げたのは13人目で、昨年7月9日の田中将大(○5-0、日本ハム戦)以来。田中以外の完封は2012年8月16日の釜田佳直(○1-0、日本ハム戦)以来2年ぶり。ちなみに、楽天投手の最多完封回数は田中の18度、2位が永井怜の7度。
〔2〕この日は12-0での完封勝利。楽天で2桁得点での完封勝利を挙げた投手は、06年4月7日の一場靖弘(○13-0、ロッテ戦)、08年3月26日の永井(○11-0、オリックス戦)に次いで6年ぶり3人目。