ヤクルト・衣笠剛球団社長(65)は25日、米国で夫人への監禁と暴行の疑いで逮捕され、保釈中のヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が2月1日の沖縄・浦添キャンプ初日から参加することを明らかにした。バレンティンが米国時間24日(日本時間25日未明)に米フロリダ州マイアミの裁判所に出廷し、日本への渡航が認められたことを受けて東京・北青山の球団事務所で会見。現時点ではペナルティーを科さない方針も示した。
主砲のキャンプでの出遅れは避けられた。米マイアミの裁判所からバレンティンの渡航許可が下りたことを受け、衣笠球団社長は「無罪が確定したわけではないが、大きな戦力がキャンプのはじめから加わってくれるのはうれしい」と率直な感想を口にした。
そして球団側は水面下で弁護士を通じて手続きを進め、23日にビザを取得していたことを明かし、キャンプイン前日の31日に沖縄入りできると説明。「彼から、日本のファンの皆さんにお騒がせしたおわびを伝えさせていただければ」と来日後(日時は未定)に会見を開く方針を示した。
衣笠球団社長によると、起訴されるかどうかは2月3日の審理で決まるが、バレンティンが出廷する必要はなく、起訴された場合でも出廷はシーズン終了後になるという。ただし、夫人のカーラさんとの離婚協議のため5月6日に再渡米し、同11日に再来日する予定で、同6-8日の広島戦(神宮)、同9-11日のDeNA戦(横浜)は欠場が決定的。再来日後は協議の推移にかかわらず、シーズン中に渡米する必要はないことも確認している。
バレンティンが事件について無罪を主張していることから、球団は現時点での処分は科さない。自主トレを十分に行えておらず、練習不足の懸念はあるが、「小川監督を含めてサポートしていきたい」(衣笠球団社長)と、来日後は主砲と首脳陣が話し合って練習に集中できる環境を作る方針だ。
バレンティンは保釈後、自身の短文投稿サイト「ツイッター」で「また球場で大好きな野球をするのが待ちきれない」などとつぶやいている。来日後、早急に謝罪会見して騒動に一区切りをつけ、新しいシーズンへ準備を整える。