ベンチで渋い表情を浮かべる矢野監督。今季最初の伝統の一戦を落とした(撮影・荒木孝雄) (セ・リーグ、巨人9-3阪神、1回戦、巨人1勝、2日、東京D)打線、奮起してくれ!! 阪神は巨人との今シーズン最初の伝統の一戦で3-9と大敗した。開幕から4試合のチーム打率は・284の巨人に対し、虎は・161と打線が沈黙したまま。矢野燿大監督(50)は「巨人が強いな、という感じで負けたと思っていない」と強気だったが、打力の差をいきなり見せつけられた形だ。
相手の力ばかりを際立たせた「平成最後の東京ドームシリーズ」初戦だった。真っ向勝負を挑もうとした矢野監督だったが、まさかの大敗。改めて巨人の強さを感じたかと問われたが、首を横に振った。
「強さというよりはきょうはね、うちがちょっと。強さでやられた感じではないよね。うちの力が出せなかったという負けだけで。別に巨人が強いな、という感じで負けたなとは思っていない」
強気は崩さない。まだ始まったばかりのここで、巨人は強い、参った、などと虎将が思うわけがない。だが、壮大できらびやかな本拠地開幕セレモニーに始まり、長嶋茂雄終身名誉監督も来場しての、尋常でない盛り上がりのまま試合に突入。そのまま大差をつけられるまで何もできなかったことは事実だった。
Gの打者は痛烈な打球でボコッとフェンスにブチ当て、サクの向こうへも2本突き刺し、12安打で9点。かたや6安打の阪神は、開幕4戦目で最も多い3点を奪うのが精いっぱいだった。
オープン戦で12球団最多の22安打を放ち、開幕から「1番・遊撃」を託されてきたD3位・木浪聖也内野手(ホンダ)は3打席凡退。14打席無安打とトンネルから抜け出せず、五回の守備で北條に代わって退いた。一方、巨人の1番・吉川尚は3安打。チームに勢いをもたらし、きっちり役割を果たした。