4回、中日・平田良介の打球を処理する阪神・佐藤輝=Agreスタジアム北谷(撮影・水島啓輔) (練習試合、中日1-8阪神、27日、沖縄・北谷)今キャンプで気になっていたことがある。外野陣の層の厚さを、どう有効利用するか。センター近本は当確として、両翼を争う候補に絶好調・高山、新人・佐藤輝、ベテラン・糸井、さらにロハス、サンズの新旧外国人。陽川もいる。当然、誰かが押し出される。サード佐藤輝、ファースト大山の布陣が可能なら、この好調な戦力を余らせることもない。
この構想のポイントは佐藤輝のサード守備。実戦で佐藤輝のサードの動きを見て「これならばOK」の確信を持った。捕球は無難。評価したいのは一塁への送球だ。慌てず、上からしっかり投げていた。肩も強い。送球も速い。何より、際どいタイミングの時、慌てずワンバウンド送球ができていた。ファーストは、高投はどうしようもないが、ワンバウンドは対応できる。その基本が身に付いている。
大山のスローイングに不安を感じるのも「佐藤輝推し」の理由の1つ。選択肢が増えれば、戦い方にもバリエーションが増える。サード佐藤輝に大きな魅力を感じている。(本紙専属評論家)