(セ・パ交流戦、広島2-4ソフトバンク、2回戦、ソフトバンク2勝、8日、マツダ)ソフトバンクは8日、広島2回戦(マツダ)に4-2で逃げ切り、交流戦開幕からの連勝を「5」に伸ばした。内川聖一内野手(36)が、試合開始直前の打順変更で「3番・一塁」で先発出場し、2-2の五回に勝ち越し打を放つ活躍を見せた。3連敗の広島は、緒方孝市監督(50)が記者会見場に姿を見せなかった。
緊急事態を乗り越え、ソフトバンクが交流戦負けなしの5連勝を飾った。チームを救ったのは急遽(きゅうきょ)、3番で起用された内川だった。
「ここで何とかしないと、どうしようもないと思いました。1本しか打っていないけど、一番いいところで打ててよかった」
2-2の五回1死二塁、左翼線へ勝ち越しの適時二塁打を運び、ホッと息をついた。工藤監督が「あれで投手がガクッときて、2点目も取れた」とたたえた決勝打。この回で4連勝中と上り調子だったジョンソンをマウンドから引きずり下ろした。
球場入りした際、工藤監督は、DH制がない中でも、主砲のデスパイネを左翼で先発させる考えを示していた。しかし、ふたを開けてみれば本来4番を打つ助っ人は先発外。試合前のキャッチボールで右肘に張りを訴えて控えに回った。
メンバー交換の数十分前に打線を組み直し、当初は3番とみられたグラシアルを4番、代わる3番に今季は主に6、7番で起用されてきた内川を入れ、その36歳のベテランが期待に応えた。
本塁打と打点でチームトップの主砲をスタメンから欠き、今宮も昨季痛めた左太もも裏の状態を考慮し、2戦続けて欠場。苦しい状況の中、チームの連続試合本塁打は6で止まったが、自慢の一発攻勢がなくとも一丸でつなぎ、3本の適時打と犠飛で勝利をつかんだ。
交流戦は昨季の6連勝に続く見事なスタートダッシュ。セ・リーグ王者相手に日本シリーズから続く連勝を「6」に伸ばした。 (安藤理)