(セ・パ交流戦、広島3-6ソフトバンク、1回戦、ソフトバンク1勝、7日、マツダ)昨年の日本シリーズの再戦にふさわしく、両リーグの首位で激突だ。雪辱に燃える真っ赤な観客席を黙らせたのは鷹のエース。赤ヘルの中軸をねじ伏せたソフトバンク・千賀が6勝目を挙げた。
「あの2人がキー。そこを抑えないといけないと思っていました」
一回1死一塁でバティスタにカットボール。2死二塁で鈴木から155キロで連続の空振り三振を奪った。三回1死二塁では、一回と決め球を入れ替えて連続三振。「打たせて取ろうと思ったら、あの2人には簡単にやられる。思い切り抑えにいきました」と三振を狙って封じた。四回以降は無安打で7回3安打無失点。105球で早めの降板は、投球以外でも勝利に貢献したからだ。
「グラウンドをかけまわって足が疲れました」
三回2死の今季初打席で中前へ。通算3本目の安打はチーム初安打。五回1死一、二塁の一ゴロも先制点につながる進塁打になった。バント失敗の後、サインの確認に村松三塁ベースコーチの元へ。「(サインの)手が早くて全然分からなくて。間違えるよりは聞く方がいい」。バスターで2死一、三塁を作った。
「(進塁打を)みんなにほめられて、うれしかった。パ・リーグの投手は年に何打席かしかないので楽しみたいです」
強打者さながらのフェースガード付きのヘルメットで登場した。「ひと笑い取れたらと思って」。チームのバットを使う投手も多い中で「軽くて振りやすい」と同期の牧原モデルを発注。交流戦前から積極的に練習した。今季は筋力強化で球速が上がったが、打撃も「すごく飛ぶようになった」と笑顔。投打でチームの勢いを加速させた。