甲子園球場の外周では夏休み恒例の夕暮れ球場縁日が行われ、大勢のファンでにぎわった (セ・リーグ、阪神0-1ヤクルト、17回戦、阪神10勝7敗、28日、甲子園)憂(うれい)あり 新酒の酔に 托(たく)すべく…(漱石)
本当ならもうそういう季節なのです。だけど世間サマじゃあちこちでコゲ付いていて新酒どころじゃありゃしませんヮ。困ったもんです。
やっと阪神は夏の旅路が終章を迎えてロード12勝12敗で帰ってまいりました。なんとなく「骨折り損のくたびれ儲け」という感じです。
「今日から球場周辺で『夕暮れ球場縁日』(3日間)がはじまりました。夏休み名残のファンサービスで僕も楽しみにしてたんですが、アッと思ったらものすごい行列ができてまして…みるとフロントの皆さんが汗だくでがんばってました」と虎番サブキャップ長友孝輔の報告だ。これを聞く度にコケのはえた古手の元トラ番としてはグッと胸にくる。というのは我々がピヨピヨ時代には「客は勝てば来るんじゃ!」と吐き捨てた方もいらして…それが勝てないからいってるんです! とギスギスした会話をしたことが何度もございました。
それがいまや球団のサービス精神には涙がこぼれるのであります。
長友はいう。「あいにく僕はたこ焼きのタコが苦手でして、ファンの皆さんが美味しそうに食べてるのを横目でみて、冷えたドリンクを楽しみましたョ。でも、タコ焼きっていうのはハフハフしながら人が食べてるのをみると本当に美味そうで…それを焼いてる球団の人をみるのも楽しくて…」